ツアーにしながら
ホエールウォッチ 船上ビジュアル・プレゼンテーション
ツアーの間、「クジラの世界 (World of the Whales)」の船上ビジュアル・プレゼンテー ションが放映されています。参加者の皆さんをバーチャルなカイコウラ海底谷の底へとお連れします。プレゼンテーションには、カイコウラの海に棲むさまざま な海洋生物についての情報も盛り込まれています。プレゼンテーションは英語のみで字幕はありませんので予めご了承ください。
アニメーション・リサーチ社によって開発された技術で製作された「クジラの世界」は、世界初のホエールウォッチング向けプレゼンテーションです。
カイコウラ海底谷
- 最大幅5km
- 深さ1600m以上
- 大陸棚の端は、落差1000mにおよぶ垂直に近い崖になっています。
- 世界でも数少ない、大陸棚の端が陸地に近接している場所の一つです。
- グースベイから1km沖は、水深800m以上あります。
- カイコウラ海底谷の開口部は、ヒクランギ海溝の起点となっています。
- 海底谷は北島に向かって1700kmに渡って続き、ギズボーンの近くにあるマヒア半島から沖に向って伸びています。
- 南半球で最大の海底谷です。
- この海底谷は、クジラたちが捕食場所と繁殖場所との間を行き来する際に使われる一連の海底谷の一部です。
カイコウラの海洋食料資源 - 亜熱帯収束線
- 熱帯から暖流が流れこみ、南極から来る栄養に富んだ寒流とぶつかります。
- 栄養素が海底谷に流れ込んでかき混ぜられ、水面へと押し上げられます(湧昇と呼ばれます)。
- 食物連鎖が発生します。微小な植物プランクトンが動物プランクトンやオキアミなどの小さな生物の食物となる → それらをイカや小魚が捕食 → 小魚をさらに大きな魚が捕食 → 大きな魚をさらに鳥、オットセイ、イルカ、サメ、クジラが捕食